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1/625超合金魂 宇宙戦艦ヤマト 比較考察

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アイテムの性格

手動・電動ギミックを多数内蔵した超合金アイテム。
[復活篇]3Dモデルを部分的に加工した外観をしていて、
ポピニカ魂と同じスケール表記なのに全長は一回り大きい。
過去のヤマト既製品をあらゆる面で凌駕するクオリティを持っていて、
単品で考えれば現時点で最高ランクのヤマト立体モノだと思う。
初回特典で、波動砲口に差し込める専用のドリルミサイルが同梱。

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側面形&平面形

[復活篇]モデルの前甲板を拡大し、側面の加算データを取り除いたようなフォルム。
合わせてメインノズル接合面のくびれを解消する形状補正も行われているようだ。
そのため、[復活篇]モデルよりメインノズルのスパンが短い。
また、PS版以降の製品では反映されなくなりつつある第二主砲設置面の傾斜が再現されている。

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艦首からの外観

艦首に極端なディフォルメが施されていて、第一主砲から前方の造形がなんだか浮いて見える。
側面の三次曲線が加算される形で再現されるとともに、ブルワークのくびれも復活し、
コズミックモデルに立ち戻った雰囲気。
スケールモデル離れした口径の波動砲開口部は波打つ曲線。砲口を回り込む筋彫りが旧設定画風である。
砲塔部分がサイズダウンした主砲は砲身が重く見えるフォルム。

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艦尾からの外観

同心円ノズル接合面くびれ形状補正により、尻下がりな艦尾フォルム。
司令塔上層が切り詰められ、煙突を目安に見ると本体がだいぶ低く抑えられているのがわかる。
側面モジュールは相変わらず控えめ。
[復活篇]モデルとは微妙に異なる煙突ディテールが地味に特徴的。
副砲は短冊三枚の旧モデルに似たフォルム。それと一番二番で設置階層が揃えられている。
後甲板は板状ディテールに直されている。

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上方からの甲板全景

この視点では[復活篇]モデルよりもシャープな景観。
構造物の張り出し形状が小ぶりなのと、主砲砲身同士が近めにレイアウトされていることで、
甲板上に狭い階層がひとつ増えたような印象がある。

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あおり視点からの艦底外観

第三艦橋が塗りワケ無しの旧ビジュアルな艦底。
後ろの垂直翼はPS版以降ロングサイズが定着している模様。
飾り台設置の都合からか、ノズル下垂部は造形されていない。
サブノズル外見は傾斜断ち切りで、ディテールは垂直断ち切りという後付けっぽい住み分けが見られる。

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ヤマトのイメージ位置付け

司令塔周辺や砲塔・第三艦橋等は[復活篇]3Dモデルをストレートに反映した造形となっているので、
[スーパーメカニクス復活篇版]とニコイチで新生ヤマトの立体造形をコンプリートしたことになるかも。

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正解を踏襲している要素

正解基準は出揃っているので、このアイテムは[宇宙戦艦ヤマト復活篇]正解ベースのディフォルメであり、
的確にデザイン運用した立体造形である。
ディフォルメ部分がヤマトへの正解認識を持つことはないと思うけど、このアイテムのリリース形態は、
メカデザインの核心が振り回されずに浸透するお手本として大切なモノだと考える。

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