アイテムの性格
松本零士ミュージアム以来、久しぶりに統一シリーズでヤマトとの揃い踏みが実現した超合金アイテム。
金属製パーツが少ないので、プラモデルの塗装済み完成品みたいな外見だけど、
過去のありとあらゆる既製アンドロメダを凌駕する高度な造形美に目を奪われる。
電飾や電動ギミックも適度に内蔵されていて、思い入れに応じて楽しむべし。
側面形&平面形
二面を見て気付いたことは、このモデルの原型が野村トーイ製アンドロメダであること。
若干アレンジされてはいるけど、基本形状は同じだ。
もともと野村トーイ版はバンダイ版よりも外観の評価が高く、
絶版後はプレミア価格で取引される珍品扱いとなってしまった。
その設計規格を復刻して再度世に送り出してくれたことには一ヤマトファンとして賞賛を送りたい。
艦首・艦尾上方からの外観
第一・第四主砲設置面にはヤマト旧モデルのような側壁が建てられている。
これは可動上のクリアランス確保及び全砲塔の規格統一に貢献し、一石二鳥となっている。(?)
ディテール関連はほぼ設定デザインに準拠し、細かな意匠を凝らしつつもしつこくない適度な再現が好感触。
アイボリー色は1/700キット塗装済み旧バージョンとほぼ同じ配色。
ブリッジ背面のフィンが何気に塗りワケられているけど。
艦首・艦尾下方からの外観
艦体のボリュームに合わせて各部アウトラインも誇張されているため、寸胴なりにバランスの取れたフォルムをしている。
サブノズルやバルジ類が立体的で、強制冷却機がきっちり形状出しされ、戦闘艦橋背面はなんと後退カーブが付けられている。
補助エンジンだけは大幅に小型化しているけど、トータルで見ればバランスを崩すほどの処理ではない。
艦載機射出口はフラット面に開口する形ではあるけど、市販アイテムでの再現は初めてかも。
マルチアングルで比較
このアンドロメダは設計パースを直接波動砲に充当した、直球のイメージモデルだ。
メインノズルは、これがまた改造モデルと同一サイズ。
実は比較検証に使用しているモデルはすべて同一デフォルトなのである。
野村トーイ製アンドロメダのスケール比はバンダイ製モデルを上回っていて、
同じスケールに換算するとここまでのレベルではないが、かなりのサイズオーバーになる。
おそらく、コレが高評価のポイントだったのではないかと推測する。
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