1/400 第三艦橋

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1/400 第三艦橋 模型 画像

コレも単体では全景を捉えにくい構造物[第三艦橋]を1/400スケールで接続部から本体までの全景をストレート立体化したモノ。
1/1300モデルではアバウトな造形しかできなかったところをしっかり型取りして反映してみると、
実は外形の切れ目や抜けが無い、強靭な建て込みのユニットなのがわかる。
現行アイテムのように、劇中における損壊対象な自虐イメージとモデリング上のタイトな再現がより適切ではあるだろうけど、
当該のデザイン形状は全然そういうモノではない。

特徴的な本体後下部ハッチをデザイン上の可動域を持たせてある程度まで再現。
一見サイズを切り詰めたような設備規模に見えるかもしれないけど、
それは現行アイテムが公式サイズ(全長265.8mの船舶設計図)に整合する寸法まで落とし込まれて立体化されているから。
現行アイテムの後部ハッチは第三艦橋底面の後ろ半分ほどまで大きく開閉できる仕様。
ただし、単純な公式準拠では艦橋内の構造に不足が生じるため、リメイク版では床面積が補足されている。
このことはヤマト全景に対してかなりスケール比オーバーの状態になるものの、
電飾映えする利点もあるせいか、モデリング上はおおむね正解視されているように見受けられる。

それにしてもこの[第三艦橋]モデルには、見た目がイメージと掛け離れているとか以上に、
デザイン等倍の外観を再現することより、
モデリングの正解イメージに対する整合性に別件で難点が判明しても、それを課題として話題が継続されることのシステム化
(「今回のヤマトが正解。でも納得いかないから次のヤマトを作ります。」というループ)
が優先する・・・みたいな想像をさせられてしまった。
この制約環境だと、いつでも現行モデルを撤回して新たなコンテンツに投資できる。

デザインもモデリングもイメージを追及することが品質向上を後押しするのは等価値だろう。
けど、モデリングの視点からだとデザインの本質になんとなく拒絶されている領域が見える。
それはストレート立体化モデルが現状に対して実質的に”史実”の位置付けに当たること。
正解イメージを妨害しようとは思わないんだけど、現行モデルへの言いがかりとかみなされたらイヤだなぁ。

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