1/72 零式52型宇宙艦上戦闘機

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宇宙戦艦ヤマト研究室第二部の中で、デザイン形状立体化の実験例として
提示したフルスクラッチモデル、零式52型宇宙艦上戦闘機・通称コスモゼロ。
製作工程は終盤まで進行していたものの一時所在不明となっていたが、
最近若干傷んだ状態で発見したので、補修して完成させてみた。

このモデルは、自分がストレート立体化に当たって最も適正だと考える”彫刻”メインの造形で、
胴体・主翼の3パーツのみでの構成になっている。
パーツ数が多いほど組み立て構成や接着箇所がかさみ、完成時の歪みが累積するけど、
パーツが少ない場合、ある程度の造形不能箇所と引き換えに、より精細なアウトラインの出力が望める。

このやり方を重視するようになったのは、正解基準によるモデリングの評価を適用されないため。

例えば、コスモゼロには三面図準拠のモデルと設定画イメージが一致しないという、三面図問題がある。
三面図ベースの立体化はイメージに一致しない完成形に至る旨の指摘内容。

実体は、立体化のプロセスとして設定画・三面図等を正解基準に変換することが初動工程になるワケだけど、
このアプローチありきでしかあらゆる評価が起動しなくなっているために起こる虚構の論点であること。
正解というのは客観的に適正が認められる主要ポイントなので、
まずそこをデフォルトとしてデザインの軌道修正が行われる。
原本をイジった時点で形のギャップは発生するから、そこに加算されるアプローチはギャップ発生後の上積みとなり、
そこからの解釈云々というのは上積み部分の差し替えでしかない。

そうしてよく考えるとこの問題点、正解基準に何の影響も与えていない。
原本・現物間のギャップを発生させている当該パートには一切触れておらず、
三面図問題とは、事実上デザインを名指ししてのマイナス批評にしかなっていないということだ。

こういう着眼点を回避するためのストレート立体化でもあり、評価より客観的な反応を得ることを目的としているんだけど、
モデラーの方々の日々の取り組みに批判の目を向けさせるための行動とみなされる恰好なのがツラい。
でもデザイン原本がなんの落ち度もないのに下方修正を受けたり距離を置かれる見解が 自動的に受信される状態はなんとかしたい・・・。

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