フルスクラッチ第一号がこの1/350スケール宇宙戦艦ヤマト。
木製の船体に発泡スチロールやプラ材で作ったパーツを貼り込んでスプレー塗装したイージーな模型だけど、
模型製作に縁のなかった当時(もう10年ほども前になるかな...)にコレを完成させたことは、奇跡にも等しいと思う。
作った動機はSLGリニューアルデザインのヤマトにある。
プレイステーション版宇宙戦艦ヤマトを目にしたのは、ゲーム発売前の夏に開催されたあるヤマトコレクターの展示会。
自分が絵に描いていた昔の宇宙戦艦ヤマトのビジョンは無く、ヤマトは新世紀への昇華を果たしたように見えた。
もはや旧ヤマトメカデザインの造形・商品化の道はこれで断たれることになるだろう、などと勝手に思い込み、
新しいビジョンに気持ちが移らないうちに、どうにかしてヤマトの生まれたままの姿を形にしておかないと...ということだったかな。
もちろん最初からこのサイズを目指したワケではなく、プラモデルの改造から取り組んだんだけど、これがまったくの見当違い。
メカデザインと立体造形は別次元のことなんだと思い知ることに。
そこから気合を入れ直した結果がこのフルスクラッチ第一号、というわけ。
完成前から予想していた通り、このヤマトのフォルムには見覚えが無い。
既製ビジュアル面はもちろんだけど、肝心の自分がこのビジョンをヤマトに想定できていなかったことが一番うれしかった、って言うのは変かな。
さすがにあちこち傷んできてはいるけども、修理を重ねつつこの外観を現在も維持している。
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