1/1300 宇宙戦艦ヤマト

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1/1300 宇宙戦艦ヤマト 樹脂モデル 画像

ガレージキット構想からほぼ7年。
1/350スケール製作を含めると、人生の三分の一に達する時間と持てる実力のすべてを投入して
設定デザインをストレート完全再現した、宇宙戦艦ヤマトの樹脂コピーモデル三体目。(ちと大袈裟過ぎるが...)

完成したとは言っても、模型として十分な仕上げにはなってないし、この出来に満足したワケでもない。
現時点で発揮できる自分の造形技術を駆使して可能なことをやり尽くし、これ以上何を造り込むこともできなくなったため、
このサイズでの宇宙戦艦ヤマト三次元再現を打ち切っただけ。

宇宙戦艦ヤマトのメカデザインは、幅広くリスペクトされている一面と、根本的に否定されている一面(およそ前身である戦艦大和が関連)を併せ持っている。
イメージ再現に技術を投じて造り上げられたどのような逸品でも、結局設定デザインとの比較と、そこに考慮されていない解釈の持ち出しとで、
一時的な考証材料の一部にされてしまう。
著作権問題が引き締め傾向に入った現在は、商品化権を持つメーカーでも形に出していい範囲が厳しく制約され、
ヤマトの立体化指向は束縛と扇動によるがんじがらめな状態になってきている。

自分は、ヤマトは一度だけでいいから設定デザインのストレート立体化がなされるべきだと考えている。
造形的に食い違うこと、立体として矛盾していること、イメージ先行が優先される体質、現時点での形状解釈が必然であること...
時間は掛かりそうだけど、成り行きで進展してきたことすべてが、リセットされる気がするんだよね。

それにしてもヤマトのストレート立体化工程は、ビックリすることばかりに突き当たる凄い道のりだった。
でも、完成したヤマトを眺めながら今はこうも思う。
自分が造形の才能に恵まれた人間だったら、きっと自己流・自己満足で終わっていたかな...と。

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