STG[PHILOSOMA]の主役メカ。
プレイステーションとの同時発売を予定されていたSFSTGで、本体のスペックをフルに反映させた映像をアピールしていた。
縦・横・ナナメ・クォーター・3Dフロント・3Dバック等、およそゲームとして成立する視点を目いっぱいゲームパートに盛り込み、
その間がスムーズにつながるように3Dムービーが挿入されていて、ノンストップでシナリオ進行するという、他に類を見ない作品である。

自機ストレガはあらゆる視点に対応するべく高度に練られたフォルムをしていて、
自分もSTGのジャンルでコレを超えるメカデザインは見たことが無い。

自機ストレガは映像上の完成度が高く、ポリゴン不足の機体裏面以外はほどよく形状を再現されており、
メカデザインとビジュアルイメージの解離はほとんど無い。
残念なことに、ゲームパートのやりすぎ感がマイナス面と取られてしまい、作品自体の評価に反比例してヒット作とはならなかった。
しかし"このすばらしい自機デザインは決して埋もれさせてはならない"という思いがあって、
当時の設定資料を温存しておいた自分を今は褒めてやりたい気持ち。

同じくフィロソマファンである佐伯ゆずる嬢のリクエストにも答えるべく、原型製作後にパーツコピーを敢行し、
主人公の所属する三機編隊デルタ・フライトをまずはプレゼント。
そして、本編では再現されなかった設定画ビジュアルのストレガを、原型組み立てを持ってついに完成させることができた。
商品化されてないんだからそれほど完成度が高くなくとも、これはきっと偉業に違いない！とか喜んでたら、
知らないうちにガレージキット化されてイベントで販売していたそうな。

世の中そんなもんでんな。

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